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2023/10/30 09:20

ミシガン大学消費者態度指数:10月確報値は63.8、インフレ期待が上昇 無料記事

 ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターは27日、10月の消費者態度指数(確報値)を発表し、前月(67.9)を4.1ポイント下回る63.8に低下したことを明らかにした(市場予想:約63.0)。10月速報値の63.0から0.8ポイント上方修正している。
 指数の内訳は、「現在の景況感」が70.6(前月:71.1)、「今後の見通し」が59.3(前月:65.8)とそろって低下した。
 インフレ期待は上昇。消費者の1年期待インフレ率が3.2→4.2%(速報値:3.8%)と急上昇したほか、5年期待インフレ率が2.8→3.0%(速報値:3.0%)に上向いた(市場予想はそれぞれ3.8%、3.0%)。1年期待インフレ率は今年5月以来の高水準に戻っている。
 この統計は、非営利民間調査団体の全米産業審議会(コンファレンスボード)が発表する「消費者信頼感指数(CCI)」と同様に、現在と将来に対する消費者のマインドや消費動向を測る指標。原則的に速報値が毎月第2金曜日、確報値が毎月最終金曜日に発表される。1966年のデータを100として数値化している。アンケート調査の対象は、速報値で300世帯、確報値で500世帯とコンファレンスボードのCCI(調査対象:約5000世帯)より少ない。調査対象が少ないことで数値のブレが大きいものの、速報値はコンファレンスボードの消費者信頼感指数より早く発表される利点がある。


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