詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/02/29 08:51

米国株大引け概況(詳報): 下落、1月PCE待ちで 無料記事

 28日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心にやや軟調な展開。主要指標のダウ平均が前日比23.39ドル(0.06%)安の3万8949.02ドルと小幅に3日続落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が87.56ポイント(0.55%)安の1万5947.74ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も下落し、8.42ポイント(0.17%)安の5069.76ポイントで引けている。
 株価を上げ下げする材料に欠けるなか、前日に続き様子見ムードがくすぶる状態。木曜日(29日)の1月PCE価格指数などの発表を控えるなか、多くの銘柄が過去最高値近辺で推移していることもあり、株価の反落を警戒する向きがあった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち4業種が下落。大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術の下げが重しとなった。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.91%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.62%安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.66%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.32%安、半導体装置大手のアプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が2.62%安と値を下げている。
 一方、金融や一般消費財など7業種は強含み。クレジットカード大手のビザ(@V/U)が0.87%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.16%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が2.78%高と買われた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース