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2024/01/15 09:24

23年12月のPPIは前月比0.1%低下で下振れ、前年比1.0%上昇 無料記事

 米労働省労働統計局は12日、2023年12月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス、2009年11月=100)を発表し、季節調整後で前月比0.1%低下したことを明らかにした。市場予想(↑約0.1%)に反して下落した格好だ。前年同月比では1.0%上昇。11月(改定値:↑0.8%)からやや加速したが、市場予想(↑約1.3%)を下回った。
 食品とエネルギー、貿易サービスを除いたコアPPIは前月比で0.2%上昇(市場予想:↑約0.2%)。前年同月比では2.5%上昇し(市場予想:↑約2.5%)、11月(改定値:↑2.4%)からやや加速した。
 カテゴリー別では、最終需要向け財が前月比0.4%低下する一方、最終需要向けサービスが横ばいだった。最終需要向け財のうち、食品とエネルギーがそれぞれ0.4%、0.9%ずつ下落している。最終需要向けサービスでは、貿易、輸送・倉庫がそれぞれ0.8%、0.4%ずつ下がった。
 毎月9営業日に発表されるこの統計は、商品やサービスの国内生産者が出荷時に得た販売価格の経時変化を平均化したもの。消費者物価指数(CPI)が買い手側からの視点で測定していることとは対照的に、PPIは売り手側の視点から測定している点が異なる。PPIの調査品目は約1万点に上り、ほぼすべての財が含まれるが、サービスについては国勢調査対象の約72%にとどまる。


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