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2024/02/28 11:11

ユニティ6%安、1Qガイダンスの下振れに失望感 無料記事

 27日のNY株式市場では、ゲーム開発用ソフトウェアなどを手掛けるユニティ・ソフトウェア(@U/U)が前日比6.11%安の31.02ドルと急落して取引を終えた。業績ガイダンスの下振れを受け、先行きの不透明感が警戒されている。
 前日引け後に発表された第4四半期(10〜12月)決算は35%増収・赤字縮小という結果だが、特殊要因を除くと実質2%減収だった。会社側は24年通期の予想業績について、全体のものを提示せず、中核事業「戦略ポートフォリオ」のみのガイダンスを発表。第1四半期(1〜3月)の売上高を「4億1500万〜4億2000万ドル」、調整後EBITDA(非GAAP)を「4500万〜5000万ドル」と予想したが、ともに市場予想(それぞれ約5億3400万ドル、約1億1200万ドル)を下回った。株主に対しては「健全に成長できるよう、コスト構造を適切に調整している」と説明。以前発表したように◆従業員の約25%削減、◆クラウドホスティングのコスト削減、◆オフィス面積の統合、◆ソフトウェアライセンスの最適化――などを行っていると指摘した。
 ただ、一部のブローカーや調査会社は先行きの不透明感を指摘。例えばベンチマークは最新リポートで、ユニティの投資判断を「セル」とし、目標株価を16ドルに設定した。「従業員を25%削減し、一部の主要な創業メンバーが退職したことで、会社のカルチャーに悪影響が及ぶ可能性を懸念している」とコメント。「こうした変化は、イノベーションを起こして競合他社に並走する能力を妨げる恐れがある」と警戒感を示した。パイパー・サンドラーも「進行中の事業ポートフォリオのリセットとグロー部門の競争圧力によって、売上高の成長は圧迫されている」と指摘している。


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