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2024/02/26 08:56

米国株大引け概況(詳報): 小動き、ナスダックは反落 無料記事

 先週末23日のNY株式市場は、小幅なレンジ内で売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比62.42ドル(0.16%)高の3万9131.53ドルと3日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が44.80ポイント(0.28%)安の1万5996.82ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、1.77ポイント(0.03%)高の5088.80ポイントと小幅ながら3日続伸で引けている。
 GPU大手エヌビディア(@NVDA/U)の急伸に同調して前日に主要3指数が急騰(上昇率はダウ平均が1%超、ナスダックが3%弱、S&P500が2%超)した後、買いの勢いが一服。一部の半導体銘柄やグロース銘柄が利益確定売りに押される一方、他のセクターに資金が流れている。米国債が買われ、長期金利を代表する10年債利回りが4.25%(↓0.07ポイント)に低下したことも相場を下支えした。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。公益やヘルスケアなどディフェンシブセクターのほか、素材や資本財など景気敏感セクターが強含んだ。電力大手のドミニオン・エナジー(@D/U)が4.96%高、バイオ製薬大手のアムジェン(@AMGN/U)が1.40%高、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が1.79%高、農機大手のディア(@DE/U)が2.21%高と値を上げている。
 一方、エネルギーのほか、大型ハイテク株を含む一般消費財、情報技術などのセクターは弱含み。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.76%安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.00%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が2.94%安と値を下げた。好決算で前日に16.40%急伸したエヌビディアは0.36%高とほぼ横ばいで終了。一時4.90%高まで上昇したが、利益確定売りに押されている。


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