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2024/02/19 08:52

米国株大引け概況(詳報): 反落、ハイテク株が軟調 無料記事

 先週末16日のNY株式市場は、連休を前にハイテク株を中心に軟調に転じる展開。主要指標のダウ平均が前日比145.13ドル(0.37%)安の3万8627.99ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が130.52ポイント(0.82%)安の1万5775.65ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、24.16ポイント(0.48%)安の5005.57ポイントと反落して引けている。
 朝方発表された1月生産者物価指数(PPI)が上振れ、米国債利回りが上昇するなか、株式相場は中盤までほぼ横ばいを保ったが、引けにかけて軟調に転じた。主要指数はそろって6週ぶりに下落して終えている(先週まで5週続伸)。インフレ統計の上振れには動揺しなかったが、週末の3連休を控え、やや利益確定売りが優勢になった格好だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。なかでも大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術などが中心に売られた。SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.21%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.51%安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.84%安、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が7.42%安、配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)が3.66%安と値を下げている。
 決算発表銘柄はまちまち。出前注文サービスのドアダッシュ(@DASH/U)が8.13%安と急落する一方、半導体装置大手のアプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が6.35%高、アドテク企業のトレードデスク(@TTD/U)が17.46%高と急伸した。
 なお、週明け19日はプレジデント・デーで休場。週末を合わせて3連休となる。


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