2024/03/04 09:15
米国株週間相場見通し:底堅い値動きか
今週のNY株式市場は、インフレ懸念の後退を受けて強含む流れが続きそうだ。注目の1月PCEデフレータは、FRB目標の2%を上回る前年比+2.8%という結果だが、市場予想と一致したため特にネガティブ材料視されていない。また、景気の鈍化傾向も現在のマーケットにとってプラス要因。先週の新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったうえ、2月の米ISM製造業景況指数が予想外に低下し、2月のミシガン大消費者マインド指数も大幅に下振れたことで、利下げ時期が更に先送りされるとの不安が薄らいだ格好だ。
目先は今週発表される重要経済指標(2月のISM製造業・非製造業景況指数やADP雇用統計、非農業部門の新規雇用者数など)に注意を要するが、予想と大幅に乖離しない限りは全体として底堅い相場展開が見込まれよう。ただ前回(前月)、これら指標が軒並み下振れたため、今回も同様の結果になった場合は景気悪化の懸念が再燃する恐れもあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
目先は今週発表される重要経済指標(2月のISM製造業・非製造業景況指数やADP雇用統計、非農業部門の新規雇用者数など)に注意を要するが、予想と大幅に乖離しない限りは全体として底堅い相場展開が見込まれよう。ただ前回(前月)、これら指標が軒並み下振れたため、今回も同様の結果になった場合は景気悪化の懸念が再燃する恐れもあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。