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2024/11/01 10:25

アップルの4Q上振れ、「iPhone」は6%増収 無料記事

 IT機器大手のアップル(@AAPL/UA)は2024年度第4四半期(7〜9月)決算を発表し、売上高が前年同期比6.06%増の949億3000万ドルに伸びる一方、純利益が同35.80%減の147億3600万ドルに縮小したことを明らかにした。最終減益を強いられたのは、欧州司法裁判所が法人税の優遇措置を「違法」と判断した影響に絡み、一時的な法人税負担として102億4600万ドルを計上したことによるもの。この税金関連の影響を除いた調整後希薄化後EPS(非GAAP)は1.64ドルとなる(前年同期の希薄化後EPS1.46ドルと比べると12%増)。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ約943億5700万ドル、約1.60ドル)を上回った。
 カテゴリー別の売上高は、主力のスマートフォン「iPhone」が5.51%増の462億2200万ドル、PCの「Mac」が1.70%増の77億4400万ドル、タブレットPC「iPad」が7.86%増の69億5000万ドル、サービスが11.91%増の249億7200万ドルに伸びている(ウエアラブル・ホーム&アクセサリーは3.00%減の90億4200万ドルに縮小)。
 地域別の売上高は、中華圏が0.33%減の150億3300万ドルとほぼ横ばいだったが、米州が3.86%増の416億6400万ドル、欧州が10.95%増の249億2400万ドル、日本が7.64%増の59億2600万ドル、その他アジア太平洋が16.61%増の73億8300万ドルに伸長した。
 全体の粗利益は8.53%増の438億7900万ドルに拡大した。粗利益率は45.17→46.22%(↑1.05ポイント)に改善している。


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