米サプライマネジメント協会(ISM)は5日、2024年5月の米サービス業景況感指数（Services PMI）を発表し、前月（49.4）を4.4ポイント上回る53.8に改善したことを明らかにした。景況判断の分かれ目となる50を2カ月ぶりに上回り、市場予想（約51）を上回っている。
　主要個別指標は、「事業活動・生産」が61.2（↑10.3ポイント）、「新規受注」が54.1（↑1.9ポイント）、「雇用」が47.1（↑1.2ポイント）、「サプライヤー納期」が52.7（↑4.2ポイント）と軒並み上昇した。また、インフレ高進の際に注目される「（仕入れ）価格」は58.1（↓1.1ポイント）にやや下がっている。
　毎月第3営業日に発表されるNMIは、「非製造業における景気動向の先行指標」とされる重要指標。50が景気拡大・縮小の分岐点となっている。全国に点在するサービス会社の購買担当幹部が回答したアンケート調査を通じて作成された「事業活動・生産」「新規受注」「雇用」「サプライヤー納期（50以上で供給の遅延、50未満で供給が早いことを意味する）」の4つの個別指標（季節調整済み）に基づいて組成されている。


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