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2024/02/01 08:56

米国株大引け概況(詳報): 下落、ナスダックは2%安 無料記事

 1月31日のNY株式市場は、早期利下げ観測の後退などで幅広く売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比317.01ドル(0.82%)安の3万8150.30ドルと反落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が345.89ポイント(2.23%)安の1万5164.01ポイントと続落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も下落し、79.32ポイント(1.61%)安の4845.65ポイントと続落で引けている。
 前日引け後に発表した決算の一部が下振れてネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が7.50%安と急落したことをきっかけに、このところ上昇基調だった他の大型ハイテク株や半導体関連銘柄が利食い売りに押される流れ。ガイダンスが下振れたIT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)もそれぞれ2.69%、2.54%ずつ売られている。
 早期利下げ期待の後退も逆風。パウエルFRB議長は連邦公開市場委員会(FOMC)で市場予想通り政策金利を「5.25〜5.50%」で据え置くことを決めたが、その後の記者会見で「3月の会合までに、委員会が利下げの時期だと確信するレベルに達する可能性は低いと思う」と述べ、3月の利下げに対する市場の期待に冷や水を浴びせた。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて下落。ヘルスケアや公益などディフェンシブセクターの下げ幅が相対的に小さかった半面、大型ハイテク株を含むコミュニケーション(↓4%弱)、情報技術(↓2%強)、一般消費財(↓2%弱)などのセクターへの売りが目立った。前述したアルファベットやマイクロソフトのほか、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.48%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.99%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.39%安と軒並み売られている。


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