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2024/05/21 10:03

マイクロソフトがAI向けPCを発表、クアルコム製チップを採用 無料記事

 IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)は20日、人工知能(AI)向けに設計した新たなPCカテゴリー「Copilot+ PC」を発表した。ネット接続無しでもAIタスクの一部を実行可能なデバイスで、クアルコム(@QCOM/U)製チップ「Snapdragon X Elite」「Snapdragon X Plus」を採用している。「Copilot+ PC」は、同社ブランドのノートPC「Surface Laptop」、タブレットPC「Surface Pro」のほか、いくつかの製造パートナー(レノボやデル、HPなど)を通じて提供される見通し。販売価格を999ドル〜に設定し、6月18日から発売する予定だ(予約は20日から受付開始)。
 なお、マイクロソフト側はクアルコム製チップのほか、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)製チップやインテル(@INTC/U)製チップを搭載した「Copilot+ PC」を発売する見通しも示している。
 ただ、CNBCによると、マイクロソフトは電力効率の良いアーム(@ARM/U)ベースのクアルコム製チップに期待を寄せている。アップルがインテル製チップの採用を止め、独自のアームベースチップを採用したことでシェアを拡大させたことに続きたいようだ。AI機能をローカル環境で実行する場合、PCがより多くの電力を必要とすることを意味するため、電力効率の良いアームベースチップや強力なバッテリー寿命がより重要になる可能性があるという。
 20日のNY株式市場では、マイクロソフト株が前日比1.22%高の425.34ドル、クアルコム株が2.01%高の197.76ドルで取引を終えた。


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