週明け8日のNY株式市場では、航空機大手のボーイング（@BA/U）が前営業日比8.03％安の229.00ドルと急落して取引を終えた。運航されていた737MAX-9型機の一部が飛行中に吹き飛ばされたことを受け、当局によって同型機が運航停止になったことが嫌気されている。
　アラスカ航空1282便で使われた737MAX-9型機は5日、ポートランド空港から離陸した直後、ドアや窓パネルが吹き飛び、同空港に緊急着陸した。これを受け、米連邦航空局（FAA）が翌6日、同型機を運用する全ての航空会社に飛行の停止と点検を指示している。事故機は昨年10月、アラスカ航空に引き渡されたばかりの新型機だった。
　なお、同点検では、ユナイテッド・エアラインズ(@UAL/U)の同型機でもドアプラグ・ボルトの緩みが発見された。同型機最大の保有者であるユナイテッド航空は、現在79機を運用している。
　旧型の737 MAX機を巡っては、インドネシア（2018年）とエチオピア（19年）で発生した墜落事故を踏まえ、原因究明のため19年3月から20年11月まで世界中で運航停止されていた経緯がある。


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