23日のNY株式市場は、総じてやや弱含む展開。主要指標のダウ平均が前日比57.35ドル（0.14％）安の4万358.09ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が10.22ポイント（0.06％）安の1万7997.35ポイントとそろって小反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、8.67ポイント（0.16％）安の5555.74ポイントと小反落で引けている。一方、小型株を代表するラッセル2000指数は、22.62ポイント（1.02％）高の2243.27ポイントと続伸した。
　この日引け後に予定されているアルファベット(@GOOGL/U)やテスラ(@TSLA/U)の決算発表を控え、様子見ムードが広がる流れ。長期金利を代表する10年債利回りは4.25％と横ばいだった。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落。エネルギーや資本財のほか、公益、生活必需品などのセクターがやや弱含んだ。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.61％安、農機大手のディア(@DE/U)が2.04％安、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.08％安、ファストフード大手のマクドナルド(@MCD/U)が2.12％安と値を下げている。
　決算発表銘柄の動向はまちまち。オーディオストリーミング大手のスポティファイ・テクノロジー(@SPOT/U)が11.96％高、軍用航空機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が5.63％高、塗料大手のシャーウィン・ウィリアムズ(@SHW/U)が6.87％高と買われる一方、物流大手のユナイテッド・パーセル・サービス(@UPS/U)が12.05％安、半導体大手のNXPセミコンダクターズ(@NXPI/U)が7.58％安と売り込まれている。


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