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2023/12/08 08:22

米国株大引け概況(詳報): 反発、アルファベットやAMDが高い 無料記事

 7日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比62.95ドル(0.17%)高の3万6117.38ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が193.28ポイント(1.37%)高の1万4339.99ポイントとそろって反発して取引を終えた(ダウ平均は4営業日ぶり反発)。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、36.25ポイント(0.80%)高の4585.59ポイントと4営業日ぶりに反発して引けている。
 明日発表の雇用統計を控え、マクロ的な材料に欠けるなか、個別のAI関連ニュースに注目が集まった形。新たなAI基盤モデル「Gemini」を発表したIT大手アルファベット(@GOOGL/U)が5.34%高、「新たなAI向けチップがIT大手に採用された」と公表した半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が9.89%高と急伸して相場をけん引した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。前述したように大型ハイテク株が買われたため、コミュニケーション(↑3%超)、情報技術(↑1%超)、一般消費財などのセクターで上げが目立った。アルファベットのほか、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.88%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.01%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.63%高と買われている。アドバンスト・マイクロ・デバイス以外の半導体関連も買われ、エヌビディア(@NVDA/U)が2.40%高、ブロードコム(@AVGO/U)が2.06%高と値を上げた(SOX指数は2.79%高)。
 一方、エネルギー、公益、ヘルスケアの3業種は弱含み。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.70%安、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が0.58%安、製薬大手のメルク(@MRK/U)が1.66%安と値を下げた。


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