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2024/01/04 09:00

米国株大引け概況(詳報): 下落、ナスダックは4日続落 無料記事

 3日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に軟調な動きが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比284.85ドル(0.76%)安の3万7430.19ドルと反落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が173.73ポイント(1.18%)安の1万4592.21ポイントと4日続落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も売られ、38.02ポイント(0.80%)安の4704.81ポイントと3日続落で引けている。
 先週まで主要株価指数が9週続伸していたこともあり、年明けから2営業日連続で売り優勢な流れ。ブローカーの格下げでIT機器大手アップル(@AAPL/U)が2日に4%弱の下落を強いられるなど、2023年の勝ち組だったハイテク株を利食い売りする動きが続いている。利下げ開始時期が依然不透明なため、年初から債券売り(金利上昇)が続くなか、長期金利を代表する10年債利回りが一時4%台に戻す場面もみられた(その後は金利が低下し、10年債利回りは結局0.01ポイント低下の3.92%で終了)。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。うち大型ハイテク株を含む一般消費財や情報技術のほか、景気動向に敏感な資本財、素材などのセクターが売られた。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.01%安、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が2.47%安、航空機大手のボーイング(@BA/U)が3.12%安、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.87%安と値下がりしている。
 一方、エネルギーや公益、コミュニケーションの3セクターは逆行高。原油先物の反発で石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.91%高、EOGリソーシズ(@EOG/U)が2.78%高、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が0.68%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.57%高で引けている。


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