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2024/02/02 08:51

米国株大引け概況(詳報): 反発、幅広い業種で押し目買い 無料記事

 1日のNY株式市場は、押し目買いが入る展開。主要指標のダウ平均が前日比369.54ドル(0.97%)高の3万8519.84ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が197.63ポイント(1.30%)高の1万5361.64ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、60.54ポイント(1.25%)高の4906.19ポイントと反発して引けている。
 前日は連邦公開市場委員会(FOMC)をきっかけに広範に売られたが、この日は幅広いセクターにわたり買い戻される流れ。アップル(@AAPL/U)やアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)など大型ハイテク株の決算発表を引け後に控えるなか、楽観的な向きが多かった。米雇用指標はやや悪化。週間の新規失業保険申請件数は22万4000人(市場予想:約21万2000人)と上振れた。前日に地銀の経営を巡る不透明感もあり、米国債が買われるなか、長期金利を代表する10年債利回りは3.88%(↓0.03ポイント)と連日で低下している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が上昇(エネルギーのみ逆行安)。生活必需品、公益などのディフェンシブセクターのほか、大型ハイテク株を含む一般消費財、情報技術などのセクターが幅広く買われた。飲料大手のコカ・コーラ(@KO/U)が2.50%高、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.91%高と上昇したほか、EC大手のアマゾンが2.63%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.44%高と値を上げている。好決算・ガイダンスを受け、ヘルスケア大手のメルク(@MRK/U)も4.64%高と急伸した。


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