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2024/08/23 08:48

米国株大引け概況(詳報): 反落、ハイテク株が安い 無料記事

 22日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に売られる展開。主要指標のダウ平均が前日比177.71ドル(0.43%)安の4万712.78ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が 299.64ポイント(1.67%)安の1万7619.35ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、50.21ポイント(0.89%)安の5570.64ポイントと反落で引けている。
 翌23日に「ジャクソンホール会議」で行われるパウエルFRB議長の講演を控え、買いがやや手控えられる状態。政策金利の動向が気掛かりとなるなか、このところ戻していたハイテク株を中心に戻り売りに押されている。長期金利を代表する10年債利回りは3.85%(↑0.05ポイント)に上昇し、市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は17.55(↑1.28)と3日連続で上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。特に大型ハイテク株を含む情報技術(↓2%超)、一般消費財(↓2%弱)、コミュニケーションなどが売られた。半導体関連が売られ、エヌビディア(@NVDA/U)が3.70%安、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.87%安、インテル(@INTC/U)が6.12%安と値を下げている(SOX指数は3.44%安)。また、電気自動車大手の テスラ(@TSLA/U)が5.65%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.03%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.21%安と売られた。
 一方、金融やエネルギーなど3業種は逆行高。金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が0.95%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が0.77%高、小売大手のウォルマート(@WMT/U)が0.45%高と強含んだ。


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