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2024/08/29 10:20

セールスフォースの2Qは上振れ、通期の予想利益を上方修正 無料記事

 クラウド型顧客管理(CRM)ソフトウエア大手のセールスフォース(@CRM/UA)は第2四半期(5〜7月)決算を発表し、売上高が前年同期比8.39%増の93億2500万ドル、純利益が同12.78%増の14億2900万ドルに伸びたことを明らかにした。特殊要因を考慮した調整後の希薄化後EPS(非GAAP)は20.75%増の2.56ドル。売上高、同EPSともに市場予想(それぞれ約92億3400万ドル、約2.35ドル)を上回った。
 部門別では、主力のサブスクリプション・サポート部門の売上高が9.46%増の87億6400万ドルに伸びた(プロフェッショナルサービス・その他は6.03%減の5億6100万ドルに縮小)。
 全体の営業利益は20.79%増の17億8300万ドルに伸長。(売上原価を除いた)総営業費用の伸びを7.35%に抑えたことで、営業利益率が17.15→19.12%(↑1.97ポイント)に上向いた。
 会社側は通期ガイダンスの一部を上方修正。25年1月通期の予想業績について、売上高を従来の「377億〜380億ドル」で据え置く一方、調整後の希薄化後EPS(非GAAP)を「10.03〜10.11ドル(従来予想:9.86〜9.94ドル)」に引き上げた。第3四半期(8〜10月)に関しては、それぞれ「93億1000万〜93億6000万ドル」、「2.42〜2.44ドル」に見込んでいる(市場予想はそれぞれ約94億2000万ドル、約2.44ドル)。
 28日引け後のNYアフターマーケットでは、セールスフォース株が終値比4.29%高の270.00ドルと値を上げた(通常取引では前日比2.01%安の258.90ドルで終了)。


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