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2024/08/27 08:55

米国株大引け概況(詳報): ダウ小幅続伸で最高値、ナスダックは反落 無料記事

 週明け26日のNY株式市場は、手掛かり材料難でやや薄商いのなか、セクターごとにまちまちな展開。主要指標のダウ平均が前営業日比65.44ドル(0.16%)高の4万1240.52ドルと小幅続伸する一方(ダウ平均は過去最高値を更新)、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が152.02ポイント(0.85%)安の1万7725.77ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、17.77ポイント(0.32%)安の5616.84ポイントと反落で引けている。
 今週28日引け後の決算発表を控えたGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が軟調ななか、AI関連株やハイテク株などが売られる半面、その他セクターに資金が回った。先週末はパウエルFRB議長が「ジャクソンホール会議」でハト派的な発言をしたことで株価が堅調に推移したが、週明けは特に新規材料が無く、レイバーデー(9月2日)の祝日を前に出来高はやや低い状態だった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財などのセクターが売られた。半導体関連が安い。エヌビディア(@NVDA/U)が2.25%下落したほか、ブロードコム(@AVGO/U)が4.05%安、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.22%安と売られている(SOX指数は2.51%安)。このほか、大型ハイテク株も軟調で、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.23%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.87%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.79%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.30%安と値を下げた。
 一方、ディフェンシブな生活必需品や公益、景気動向に敏感なエネルギーや素材など5業種は上昇。会員制・倉庫型店舗販売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が1.51%高、飲料大手のコカ・コーラ(@KO/U)が1.50%高、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.23%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.14%高、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が1.83%高と強含んだ。


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