IT大手グループのIBM(@IBM/U)は24日、ソフトウエア会社のハシコープ(@HCP/U)を総額64億ドルで買収すると発表した。ハシコープ株を1株当たり現金35ドルで買い取る。ハシコープ株主や規制当局の承認を待って、2024年末までに手続きを終える予定だ。
　2021年にナスダック上場したハシコープは、ハイブリットクラウド、マルチクラウド環境での運用管理ソフトウエアを開発する。インフラ構築や機密情報の管理・運用などを自動化する技術に強みを持つ。同ソフトウエアはオープンソースであり、IBMにとっては19年に買収した傘下レッドハットのビジネスを補完する狙いがある。
　24日のNY株式市場では、IBM株が前日比1.05％高の184.10ドル、ハシコープ株が7.75％高の31.41ドルで取引を終えた。引け後のアフターマーケットでは、IBMが終値比で8％余り急落する一方、ハシコープ株が4％余り急伸している。


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