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2024/01/12 11:13

コインベース7%安、ビットコイン現物ETFの承認後に株価乱高下 無料記事

 11日のNY株式市場では、仮想通貨取引プラットフォーム最大手のコインベース(@COIN/U)が前日比6.70%安の141.16ドルと急落して取引を終えた。前日にビットコイン(BTC)の上場投資信託(ETF)が米当局によって初めて承認されたことを受け、場中では一時6.44%高の161.04ドルまで買われる場面もあったが、BTC価格が高値から下落に転じる中で売りに押されている(BTC価格は2021年12月以降で初めて4万9000ドル台を一時的に突破したが、その後に4万6000ドル前後まで下落)。
 米証券取引委員会(SEC)は10日、米国でビットコイン現物の価格に連動するETFの設立を許可する規則変更を承認した。コインベースのブライアン・アームストロング最高経営責任者(CEO)はこの件について、「これは仮想通貨業界にとって記念碑的な一歩だ」とコメントしている。
 ただ、仮想通貨への簡単な投資方法を提供していたコインベースにとって、ビットコイン現物ETFの出現はマイナス材料になる恐れもある。例えばJPモルガンは最新リポートで、「コインベースにとって、ビットコインETFの影響はプラスの要素とリスクの要素の両方がある」と指摘。「プラスの要素は、SECが承認した11種類のビットコインETFのうち8種類のカストディアンとしてコインベースが雇われたこと」と述べる一方、「仮に成功したとしても、ビットコインETFはコインベースの競合相手になるため、コインベースがどちらにしろ損をする可能性がある」と警戒した。


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