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2024/02/09 08:55

米国株大引け概況(詳報): 小幅に3日続伸、S&P500は一時「5000」到達 無料記事

 8日のNY株式市場は、緩やかだが騰勢が続く展開。主要指標のダウ平均が前日比48.97ドル(0.13%)高の3万8726.33ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が37.07ポイント(0.24%)高の1万5793.71ポイントとそろって小幅に3日続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、2.85ポイント(0.06%)高の4997.91ポイントと3日続伸で終了。場中では一時、初めて「5000ポイント」に到達する場面もみられた(ダウ平均とS&P500は連日で最高値を更新)。また、この日は小型株に資金が流れ、ラッセル2000指数が29.34ポイント(1.50%)高の1979.70ポイントと上昇して引けている。
 大きな動きは決算銘柄が中心。期待外れのガイダンスで電子決済大手のペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)が11.24%安と急落する一方、好決算で英半導体設計大手のアーム・ホールディングス(@ARM/U)が47.89%高と急騰し、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が11.50%高と急伸した。ただ、堅調な労働指標を受けて米国債がやや売られ、2年債利回りが4.45%(↑0.02ポイント)、10年債利回りが4.15%(↑0.03ポイント)に上昇したことは相場の逆風だった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。エネルギーのほか、ハイテク株を含むコミュニケーション、一般消費財、情報技術などが強含んだ。原油高(↑3%)を受けて石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.71%高と買われたほか、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.06%高、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が1.41%高、パワー半導体大手のオン・セミコンダクター(@ON/U)が4.87%高と値を上げている。
 一方、公益や金融、素材など5業種は弱含み。電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が2.98%安、格付け・金融情報サービス大手のS&Pグローバル(@SPGI/U)が5.02%安、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が2.75%安と値を下げた。


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