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2024/06/28 08:56

米国株大引け概況(詳報): 小幅続伸、主要インフレ指標控えやや様子見 無料記事

 27日のNY株式市場は、やや強含む展開。主要指標のダウ平均が前日比36.26ドル(0.09%)高の3万9164.06ドルと小幅続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が53.52ポイント(0.30%)高の1万7858.68ポイントと3日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、4.97ポイント(0.09%)高の5482.87ポイントと小幅ながら3日続伸で引けている。28日に予定されている5月の米個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控え、やや様子見ムードもくすぶるが、一部ビッグテック株の上げが相場を支えている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇(上昇率は全て1%未満)。大型ハイテク株を含む一般消費財やコミュニケーションのほか、REIT、エネルギーなどのセクターが強含んだ。EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.19%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.80%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.25%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が3.42%高、ネットセキュリティ大手のパロアルトネットワークス(@PANW/U)が4.78%高と値を上げている。
 一方、情報技術や生活必需品、素材、金融宇など5業種は弱含み。半導体銘柄の一角が売られ、ガイダンスが振るわなかったと受け止められたメモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が7.12%安と急落したほか、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.91%安、モバイル半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が1.10%安と値を下げている。


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