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2024/07/17 10:26

7月のNAHB住宅市場指数は42にやや低下、3カ月連続の悪化 無料記事

 全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴは16日、7月の住宅市場指数(HMI)を発表し、42(前月比↓1ポイント)に低下したことを明らかにした。横ばいを見込んでいた市場予想(約43)に反し、3カ月連続で悪化した格好。2023年12月以来の低水準を記録している。
 指数を構成する3要素は小動き。向こう6カ月の販売見通し指数が48(↑1ポイント)にやや上向いたものの、現況指数が47(↓1ポイント)、購買見込み客足指数が27(↓1ポイント)にやや下がった。なお、同調査では、住宅建設業者の31%が販売を伸ばすために住宅価格を引き下げたことも明らかになった(6月:29%)。
 同結果について、NAHBのカール・ハリス会長は「買い手は金利低下を待っているようだ。住宅建設業者の向こう6カ月の販売見通しが上昇し、インフレ統計データが緩和の兆しをみせているため、住宅建設業者も今年後半に住宅ローン金利が徐々に低下すると見込んでいることを示している」との見解を示した。NAHBの首席エコノミスト、ロバート・ディーツ氏も、年末の利下げ開始を予想。「住宅在庫が増えているものの、市場全体の在庫は4.4カ月分と不足しているため、長期的には住宅建設がさらに必要になる」と今後の動向に期待した。


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