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2024/02/27 08:52

米国株大引け概況(詳報): 小幅安、金利がやや上昇 無料記事

 週明け26日のNY株式市場は、やや利益確定売りに押される展開。主要指標のダウ平均が前日比62.30ドル(0.16%)安の3万9069.23ドルと小反落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が20.57ポイント(0.13%)安の1万5976.25ポイントと続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、19.27ポイント(0.38%)安の5069.53ポイントと反落で引けている。ただ、小型株を代表するラッセル2000指数は、12.28ポイント(0.61%)高の2028.97ポイントと上昇した。
 過去最高値近辺で推移するなか、小売銘柄やソフトウェア企業の最新決算、木曜日(29日)の1月PCE価格指数などの発表を控え、様子見ムードが漂う状態。米国債の低調な入札を受け、長期金利を代表する10年債利回りが4.28%(↑0.03ポイント)に上昇したことが相場の逆風だった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。公益やコミュニケーション、REIT、ヘルスケアなど幅広く売られた。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.87%安、電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が2.24%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が4.50%安、製薬大手のファイザー(@PFE/U)が2.09%安と値を下げている。アルファベットに関しては、生成AI「Gemini」の画像生成機能を巡る不正確さに批判が高まったことが嫌気された(同機能は26日に一時停止)。
 一方、エネルギーや一般消費財、情報技術の3セクターは強含み。アップル(@AAPL/U)やマイクロソフト(@MSFT/U)などビッグテック銘柄の一角が弱含んだが、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が4.02%高、半導体装置大手のアプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が3.24%高、セキュリティ大手のパロアルトネットワークス(@PANW/U)が7.33%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が3.87%高と値を上げた。


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