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2024/04/03 09:20

テスラの1Q納車台数は38.6万台で大幅な下振れ、前年同期比8.5%減 無料記事

 電気自動車のテスラ(@TSLA/U)は2日、第1四半期(1〜3月)の納車台数が38万6810台、生産台数が43万3371台に上ったと発表した。納車台数の車種別内訳は、廉価車種「モデル3」と「モデルY」が合計で36万9783台(全体の約96%)、高級車種「モデルS」やSUV「モデルX」など含む「その他モデル」が合計で1万7027台(全体の約4%)となっている。
 CNBCによると、第1四半期の納車台数は市場予想(約45万7000台)を大きく下回った。最も弱気な予想(約41万台余り)より低い水準で、前年同期(42万2875台)と比べて8.52%減少した格好だ。会社側は「販売量の減少は、フリーモント工場でのアップデート版『モデル3』の量産が初期段階だったこと、紅海での紛争に伴う輸送の迂回やベルリン工場での放火事件に伴って工場稼働を停止したことが部分的な要因だった」と説明している。
 大幅な下振れは、テスラの著名な強気派にも動揺を起こした。例えばウェドブッシュ証券のダン・アイブス氏は最新リポートで、「第1四半期は悪い結果になると予想していたが、これは説明が難しい、まぎれもない“災害”のような結果だった」とコメント。第2四半期が重要な時期になると指摘し、「マスク氏がこの状況を好転させるためのテスラにとって重要な時期であるとみている。そうでなければ、長期的なテスラの成長ストーリーを混乱させかねない暗い日々が来る可能性があるのは明らかだ」と危惧した。
 テスラ株は2日、前日比4.90%安の166.63ドルと急落して取引を終えた。


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