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2024/01/18 09:11

23年12月の小売売上高は前月比0.6%増、市場予想を上回る 無料記事

 米商務省センサス局は17日、2023年12月の小売売上高(速報値、季節調整済み、インフレ未調整の名目ベース)を発表し、前月比0.6%増の約7099億ドルに伸びたことを明らかにした(前年同月比では5.6%増)。11月(0.3%増)から伸びが加速し、市場予想(約0.3%増)を上回っている。10〜12月の3カ月間では、前年同期比で3.9%増加した。
 自動車・部品を除いた12月・小売売上高は前月比0.4%増加(市場予想:約0.2%増)。種類別では、家具店が1.0%減、家電量販店が0.3%減、ヘルス・パーソナルケア店(薬局・ドラッグストアなど)が1.4%減、ガソリンスタンドが1.3%減と苦戦する一方、自動車・部品ディーラーが1.1%増、建材・園芸資材店が0.4%増、食料・飲料販売店(スーパーなど)が0.2%増、衣料品店が1.5%増、スポーツ用品・趣味・本・音楽店が0.3%増、GMS(百貨店など)が1.3%増、その他小売店が0.7%増、非店舗販売が1.5%増と堅調だった(飲食店は横ばい)。
 毎月第10営業日に発表されるこの統計は、小売業の月間売上高を推定したもの。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の動向を示す統計として、市場で注目されている。調査の方法は、小売・食品サービス企業4700社をサンプリングし、そのデータに基づいて計算するというもの。自動車・部品の占める割合が比較的大きいため、この要素を除いたベースも公表されている。


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