2023/12/11 08:58
米国株大引け概況(詳報): 続伸、S&P500は22年3月以来の高値
先週末8日のNY株式市場は、インフレや景況観に対する懸念が後退するなか、幅広く買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比130.49ドル(0.36%)高の3万6247.87ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が63.98ポイント(0.45%)高の1万4403.97ポイントとそろって続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、18.78ポイント(0.41%)高の4604.37ポイントと続伸。4600ポイントの大台を超え、2022年3月以来の高値を更新している。
「ソフトランディング」への期待が強まった格好。この日発表された11月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比で19万9000人増加し、市場予想(約18万5000人)を上回った。また、ミシガン大学の12月消費者調査では、消費者態度指数(速報値)が61.3→69.4(市場予想:約62)に上昇する一方、1年先のインフレ期待が4.5→3.1%(市場予想:約4.3%)、5年先のインフレ期待が3.2→2.8%(市場予想:約3.1%)とそろって急低下している。米国債は売られ、長期金利を代表する10年債利回りは4.23%(↑0.08ポイント)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。景気動向に敏感なエネルギーや金融、資本財のほか、大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財などが買われた。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.15%高、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が1.10%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が3.10%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.95%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.88%高と値を上げている。
一方、ディフェンシブな生活必需品や公益など4業種は下落。小売大手のウォルマート(@WMT/U)が1.05%安、飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が1.06%安、ガス・電力のセンプラ・エナジー(@SRE/U)が0.90%安と弱含んだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
「ソフトランディング」への期待が強まった格好。この日発表された11月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比で19万9000人増加し、市場予想(約18万5000人)を上回った。また、ミシガン大学の12月消費者調査では、消費者態度指数(速報値)が61.3→69.4(市場予想:約62)に上昇する一方、1年先のインフレ期待が4.5→3.1%(市場予想:約4.3%)、5年先のインフレ期待が3.2→2.8%(市場予想:約3.1%)とそろって急低下している。米国債は売られ、長期金利を代表する10年債利回りは4.23%(↑0.08ポイント)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。景気動向に敏感なエネルギーや金融、資本財のほか、大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財などが買われた。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.15%高、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が1.10%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が3.10%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.95%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.88%高と値を上げている。
一方、ディフェンシブな生活必需品や公益など4業種は下落。小売大手のウォルマート(@WMT/U)が1.05%安、飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が1.06%安、ガス・電力のセンプラ・エナジー(@SRE/U)が0.90%安と弱含んだ。
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