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2024/01/31 08:51

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ナスダックは反落 無料記事

 30日のNY株式市場は、主要企業の決算発表などを控えるなかでまちまちな展開。主要指標のダウ平均が前日比133.86ドル(0.35%)高の3万8467.31ドルと続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が118.14ポイント(0.76%)安の1万5509.90ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も弱含み、2.96ポイント(0.06%)安の4924.97ポイントと小反落で引けている。
 大きな値動きの大部分は、決算発表銘柄に限られた。例えば好決算や良好なガイダンスを受けて自動車大手のゼネラル・モーターズ(@GM/U)が7.80%高、病院運営のHCAヘルスケア(@HCA/U)が5.18%高と買われる半面、一部業績の下振れなどで物流大手のユナイテッド・パーセル・サービス(@UPS/U)が8.20%安、家電大手のワールプール(@WHR/U)が6.60%安と急落している。また、引け後にマイクロソフト(@MSFT/U)やアルファベット(@GOOGL/U)などの決算発表を控え、このところ上昇基調だった大型ハイテク株や半導体関連銘柄が利食い売りに押された。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。エネルギーや金融、素材、生活必需品などのセクターが買われた。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.67%高、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が6.94%高と上昇したほか、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が2.05%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が3.51%高、シティグループ(@C/U)が5.51%高と値上がりしている。
 一方、大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーション、一般消費財など5業種は下落。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.93%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.16%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.40%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.25%安、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.27%安と値を下げた(SOX指数は1.56%安)。


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