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2024/02/15 08:51

米国株大引け概況(詳報): 反発、ハイテク株に押し目買い 無料記事

 14日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に押し目買いが入る展開。主要指標のダウ平均が前日比151.52ドル(0.40%)高の3万8424.27ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が203.55ポイント(1.30%)高の1万5859.15ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、47.45ポイント(0.96%)高の5000.62ポイントと反発して終了。大台の「5000ポイント」を回復している。小型株を代表するラッセル2000指数は、47.93ポイント(2.44%)高の2012.10ポイントと急伸した。
 1月CPIの上振れで前日に売られたものの、この日は前日終値を試した後に買いが再び優勢になった。金利低下が相場の追い風。前日の反動で米国債が買われ、2年債利回りが4.58%(↓0.08ポイント)、10年債利回りが4.26%(↓0.05ポイント)に低下している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。資本財のほか、大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術、一般消費財などのセクターが買われた。重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が3.34%高と値を上げたほか、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.86%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が4.47%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.46%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.55%高と上昇している。生成AIブームを背景にエヌビディアの時価総額はアルファベット(@GOOGL/U)を抜き、米国3位に浮上した。
 このほか、70億ドルの自社株買いを発表した配車サービス最大手のウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)は14.73%高と急伸。前日引け後に決算を発表した同業リフト(@LYFT/U)も35.12%高と買われた。


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