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2024/01/30 08:58

米国株大引け概況(詳報): 上昇、ダウとS&P500は最高値を更新 無料記事

 週明け29日のNY株式市場は、主要企業の決算発表や連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるなか、ハイテク株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比224.02ドル(0.59%)高の3万8333.45ドルと3日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が172.68ポイント(1.12%)高の1万5628.04ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、36.96ポイント(0.76%)高の4927.93ポイントと反発して終了。ダウ平均とS&P500はそろって最高値を更新している。
 今週は決算発表の繁忙期。マイクロソフト(@MSFT/U)やアップル(@AAPL/U)などビッグテック5社を含め、S&P500構成銘柄のうち2割近くが最新決算を発表する予定だ。また、30〜31日のFOMC、2日発表の1月雇用統計なども控えている。
 金利の低下は相場の追い風。米財務省が第1四半期(1〜3月)の借り入れ必要額見通しを7600億ドルと従来予想から550億ドル下方修正したため、2年債利回りが4.32%(↓0.03ポイント)、10年債利回りが4.07%(↓0.07ポイント)と低下した。また、原油先物が4営業日ぶりに反落したこともプラス材料。週末に中東の地政学リスクがやや上昇したものの、インフレ懸念の加速に繋がらなかった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み上昇(エネルギーのみ逆行安)。なかでも大型ハイテク株を含む一般消費財、情報技術、コミュニケーションの3セクターで上げが目立った。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.19%高と買われたほか、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.34%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.35%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が2.65%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.75%高と値を上げている。


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