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2024/08/15 09:28

7月のCPIは市場予想並み、前年比上昇率は2.9%に鈍化 無料記事

 米労働省労働統計局は14日、7月の消費者物価指数(CPI、1982〜84年=100とする)を発表し、季節調整後ベースで前月比0.2%上昇したことを明らかにした。市場予想(↑約0.2%)に一致している。前年同月比の伸び率は2.9%に減速し(6月:↑3.0%)、市場予想(↑約3.0%)を下回った。「3%」台を割り込み、2021年3月以来の低水準となっている。
 項目別では、食品が0.2%上昇、エネルギーが横ばいだった。住宅費は0.4%上昇と前月(↑0.2%)から伸びが加速している。
 食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比で0.2%上昇し、こちらも市場予想(↑約0.2%)に一致。前年同月比では3.2%上昇し(市場予想:↑約3.2%)、こちらも6月(↑3.3%)から減速している。
 毎月10営業日に発表されるCPIは、(人口のほとんどを占める)都市部の消費者が消費財やサービスに支払った額の経時変化を平均化したもの。最も広く用いられるインフレ関連の重要指標とされ、財政・金融政策の策定に一定の影響を与える。CPIのサブ指標では、変動幅の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIが特に注目される。


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