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2024/02/05 08:50

米国株大引け概況(詳報): 続伸、ダウ平均とS&P500は最高値 無料記事

 先週末2日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買いが続く展開。主要指標のダウ平均は前日比134.58ドル(0.35%)高の3万8654.42ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が267.31ポイント(1.74%)高の1万5628.95ポイントとそろって続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、52.42ポイント(1.07%)高の4958.61ポイントと続伸して終了。ダウ平均とS&P500ともに上場来高値を切り上げて取引を終えている。
 市場の関心は、ビッグテック銘柄の好決算に集中。好決算を受けてSNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が20.32%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が7.87%高と急伸したことが主要指数の上げにつながった。
 米労働市場は予想外の強さ。朝方発表された1月雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比で35万3000人増(市場予想:約18万5000人増)と大きく上振れた。早期利下げ観測の後退で米国債が買われ、2年債利回りが4.36%(↑0.16ポイント)、10年債利回りが4.02%(↑0.14ポイント)に上昇したものの、相場の逆風とはならなかった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。大型ハイテク株を含むコミュニケーション(↑4%超)、一般消費財(↑2%超)、情報技術(↑1%超)の上げが目立った。前述したメタやアマゾンのほか、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.97%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が4.21%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.84%高と買われている。低調なガイダンスで一時約4%売られたIT機器大手アップル(@AAPL/U)も0.54%安まで戻した。
 一方、公益や生活必需品など5業種は逆行安。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が2.68%安、日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(@PG/U)が0.69%安と値を下げている。


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