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2024/07/01 09:28

5月個人消費支出(PCE)は0.2%増で下振れ、インフレ指標が予想通り減速 無料記事

 米商務省経済分析局(BEA)は6月28日、5月の個人消費・所得統計(以下、金額は季節調整済み年率換算ベース)を発表し、個人消費支出(PCE)が前月比0.2%増の19兆3378億ドルに伸びたことを明らかにした。増加幅は市場予想(約0.3%増)を下回っている。インフレ調整後の実質個人消費支出は0.3%増えた(市場予想:約0.3%増)。
 一方、個人所得は0.5%増の23兆9237億ドルに伸長。増加幅は市場予想(約0.4%増)を上回った。可処分所得(DPI)、インフレ調整後の実質可処分所得はともに0.5%増となっている。
 インフレ指標は、PCE物価指数(PCEデフレーター)が前月比で横ばい、変動の大きい食品・エネルギー品目を除いたコア物価指数(PCEコアデフレーター)が0.1%上昇した(ともに市場予想に一致)。前年同月比ではともに2.6%上昇し(ともに市場予想に一致)、4月の伸び(それぞれ↑2.7%、↑2.8%)から減速している。
 個人消費は米国経済活動の約3分の2を占める重要指標。米連邦準備理事会(FRB)はコア物価指数をインフレ指標として重要視し、2%上昇を目標に掲げている。


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