2023/12/07 08:53
米国株大引け概況(詳報): 下落、エネルギー株や大型ハイテク株が安い
6日のNY株式市場は、金利低下で高く寄り付いたものの、その後は軟調に転じる展開。主要指標のダウ平均が前日比70.13ドル(0.19%)安の3万6054.43ドルと3日続落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が83.20ポイント(0.58%)安の1万4146.71ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も売られ、17.84ポイント(0.39%)安の4549.34ポイントと続落して引けている。
11月に急上昇してきただけに、週末の雇用統計発表を控えて売りが続いた格好。この日発表された労働統計は米景気の減速を示唆する内容。11月のADP雇用統計では、民間雇用者が前月比で10万3000人増(市場予想:約13万人増)にとどまった。インフレ抑制の面で追い風だが、世界的な成長鈍化懸念もくすぶる。原油価格が70ドル/バレル台を割れたほか、相対的に安全な米国債が買われ、長期金利を代表する10年債利回りは4.10%(↓0.06ポイント)に一段と低下した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。原油の急落(↓約4%)でエネルギーが軟調だったほか、大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーションなどのセクターが売られている。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.32%安、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が2.92%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.28%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.00%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が1.85%安と値を下げた。
一方、公益、資本財、ヘルスケアの3セクターは上昇。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が3.38%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.17%高、ドラッグストア大手のCVSヘルス(@CVS/U)が3.49%高と買われている。このほか、原油安で航空セクターが上昇したほか、金利低下で上場来高値を更新する住宅建設銘柄が散見された。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
11月に急上昇してきただけに、週末の雇用統計発表を控えて売りが続いた格好。この日発表された労働統計は米景気の減速を示唆する内容。11月のADP雇用統計では、民間雇用者が前月比で10万3000人増(市場予想:約13万人増)にとどまった。インフレ抑制の面で追い風だが、世界的な成長鈍化懸念もくすぶる。原油価格が70ドル/バレル台を割れたほか、相対的に安全な米国債が買われ、長期金利を代表する10年債利回りは4.10%(↓0.06ポイント)に一段と低下した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が下落。原油の急落(↓約4%)でエネルギーが軟調だったほか、大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーションなどのセクターが売られている。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.32%安、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が2.92%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.28%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.00%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が1.85%安と値を下げた。
一方、公益、資本財、ヘルスケアの3セクターは上昇。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が3.38%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が1.17%高、ドラッグストア大手のCVSヘルス(@CVS/U)が3.49%高と買われている。このほか、原油安で航空セクターが上昇したほか、金利低下で上場来高値を更新する住宅建設銘柄が散見された。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。