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2024/10/16 10:22

ASMLの3Q上振れも受注額が市場予想を下回る 無料記事

 半導体製造装置メーカーのASMLホールディングは第3四半期(7〜9月)決算を発表し、売上高が前年同期比11.90%増の74億6730万ユーロ、純利益が同9.67%増の20億7650万ユーロに拡大したことを明らかにした。希薄化後EPSは5.28ユーロ。売上高、同EPSともに市場予想(それぞれ約72億300万ユーロ、約4.88ユーロ)を上回った。
 当四半期の露光装置販売台数は116台と前年同期(112台)から増加する中、全体のシステム売上高は11.63%増の59億2600万ユーロに伸長している。
 一方、新規受注は低調。当四半期の受注額は26億3300万ユーロと、前年同期の26億200万ユーロから微増にとどまった(市場予想の約53億9000万ユーロを大きく下回る)。
 会社側は24年第4四半期(10〜12月)の業績について、売上高を88億〜92億ユーロ、粗利益率を49〜50%と予想した。24年通期の予想売上高については約280億ユーロを見込んでいる。また、25年の見通しについても言及し、売上高を300億〜350億ユーロ、粗利益率を51〜53%と予想した。CEOのクリストフ・フーケ氏は決算発表の中で、半導体業界の回復が予想よりも緩やかであることを指摘。特にロジック分野では、競争の激化により一部顧客の新ノードの立ち上げが遅れていると述べた。


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