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2024/08/16 08:15

7月の小売売上高が前月比1.0%増で大幅な上振れ、6月分は下方修正 無料記事

 米商務省センサス局は15日、7月の小売売上高(速報値、季節調整済み、インフレ未調整の名目ベース)を発表し、前月比1.0%増の約7097億ドルに伸びたことを明らかにした(前年同月比では2.7%増)。市場予想(約0.4%増)を大きく上回っている。6月分については「横ばい」→「0.2%減」に下方修正した。5〜7月の3カ月間では、前年同期比で2.4%増加している。
 自動車・部品を除いた7月の小売売上高は前月比で0.4%増え、こちらも市場予想(約0.1%増)を上回った。種類別では、衣料品店が0.1%減、スポーツ用品・趣味・本・音楽店が0.7%減、その他小売店が2.5%減と苦戦する一方、自動車・部品ディーラーが3.6%増、家具店が0.5%増、家電量販店が1.6%増、建材・園芸資材店が0.9%増、食料・飲料販売店(スーパーなど)が0.9%増、ヘルス・パーソナルケア店(薬局・ドラッグストアなど)が0.8%増、ガソリンスタンドが0.1%増、GMS(百貨店など)が0.5%増、非店舗販売が0.2%増、飲食店が0.3%増と堅調だった。
 毎月第10営業日に発表されるこの統計は、小売業の月間売上高を推定したもの。国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費の動向を示す統計として、市場で注目されている。調査の方法は、小売・食品サービス企業4700社をサンプリングし、そのデータに基づいて計算するというもの。自動車・部品の占める割合が比較的大きいため、この要素を除いたベースも公表されている。


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