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2023/12/25 09:23

2Q売上高下振れでナイキ12%安、通期の予想売上高を下方修正 無料記事

 先週末22日のNY株式市場では、米スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が前日比11.83%安の108.04ドルと急落して取引を終えた。販売の伸び悩みが警戒されている。
 前日引け後に発表した第2四半期(9〜11月)決算は、売上高が前年同期比0.54%増の133億8800万ドル、純利益が18.55%増の15億7800万ドルに上向くという結果だが、売上高が市場予想(約134億5700万ドル)を下回った。ブランド別の売上高は、主力「ナイキ」が1%増の128億7200万ドルと伸び悩み、「コンバース」が11%減の5億1900万ドルに落ち込んでいる。
 会社側は通期(23年6月〜24年5月)の売上高について、前年比で「約1%増」と予想。従来予想の「1ケタ台半ばの増加」から下方修正した。第3四半期(12〜2月)に「若干の減収」を強いられ、第4四半期(3〜5月)に「1ケタ台前半の増収」になると見込んでいる。
 マシュー・フレンド最高財務責任者(CFO)は決算資料で「下半期の売上高ガイダンスがソフトなものになるため、引き続き、強い粗利益の実現と規律あるコスト管理に注力していく」とコメント。自動化・テクノロジー活用の拡大、組織の合理化、品ぞろえの簡素化などを通じ、今後3年で最大20億ドルのコスト圧縮を推し進める計画を打ち出した。


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