詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/07/25 10:26

2Q上振れもアルファベット5%安、設備投資額はやや多め 無料記事

 24日のNY株式市場では、IT大手のアルファベット(@GOOGL/U)が前日比5.04%安の172.63ドルと急落して取引を終えた。足元業績は概ね上振れたが、好材料視されなかった。市場の決算に対する期待はかなり高かったようだ。
 前日引け後に発表した第2四半期(4〜6月)決算は、売上高が前年同期比13.58%増の847億4200万ドル、純利益が同28.58%増の236億1900万ドルに拡大するという結果で、調整後売上高(非GAAP)は同14.96%増の713億5500万ドルと市場予想(約707億300万ドル)を上回った。ネット検索広告事業やクラウド事業がともに上振れるなど堅調な内容だが、YouTube広告(13.02%増の86億6300万ドル)は市場予想の約89億ドルに届かなかった。
 一部のブローカーは、設備投資額が想定より多めだと指摘。スタイフェルのアナリストは「サプライズがほとんど無く、比較的順調な四半期だった」と述べる一方、「設備投資額については予想より少し多かった」とコメントした。アルファベットの第2四半期・設備投資額は131億8600万ドル(市場予想:約123億ドル)に上り、第1四半期(120億1200万ドル)や前年同期(68億8800万ドル)を上回る水準。ルース・ポラット社長は今年の残り期間の設備投資額について、1〜3月の水準以上で推移するとの見通しを示している。通年では2023年実績(320億ドル余り)から24年に500億ドル規模へ跳ね上がることを意味する。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース