詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/07/16 10:52

7月のNY連銀製造業指数は上振れ、マイナス6.0→マイナス6.6にやや下落 無料記事

 米ニューヨーク連邦準備銀行(NY連銀)は15日、7月の製造業景気指数(季節調整済み)を発表し、前月(マイナス6.0)を0.6ポイント下回るマイナス6.6に下落したことを明らかにした(調査は2〜10日に実施)。市場予想(約マイナス7.6)ほどは下げなかった格好だ。
 個別指標はまちまち。「新規受注」がマイナス0.6(↑0.4)、「出荷」がプラス3.9(↑0.6)とやや上向いたものの、「受注残高」がマイナス11.2(↓12.2)、「配送時間」がマイナス9.2(↓5.1)、「在庫」がマイナス6.1(↓7.1)に下落している。なお、インフレ高進で注目されていた投入価格と販売価格は、それぞれ26.5(↑2.0)、6.1(↓1.0)となった。
 6カ月先の見通しを示す将来指数も悪化。25.8(↓4.3)に下落している。
 毎月15日前後に発表されるこの統計は、米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業景況感指数(PMI)やフィラデルフィア連銀の製造業景況指数などと同様、製造業の景況感を表し、景気動向の先行指標とされる。PMIと異なり、ゼロが景気の拡大・縮小の分岐点。NY連銀が行うこの調査では、管轄地区内(NY州)の製造業幹部(主に社長またはCEO)約200人を対象に実施し、その回答から指数を計算する(02年に調査開始。調査データは01年7月から)。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース