21日のNY株式市場は、ハイテク株や小売銘柄などが値を下げる展開。主要指標のダウ平均が前日比62.75ドル（0.18％）安の3万5088.29ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が84.55ポイント（0.59％）安の1万4199.98ポイントとそろって反落して取引を終えた（ダウは3営業日ぶり、ナスダックは6営業日ぶりの反落）。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、9.19ポイント（0.20％）安の4538.19ポイントと6営業日ぶりに反落して引けている。10月下旬から上昇基調が続くなか、利食い売りに押された形だ。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち、大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財など7業種が下落（ヘルスケアや生活必需品など4業種は上昇）。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.38％高と買われたが、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.16％安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.42％安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.88％安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.53％安と値を下げている。引け後の決算発表を控えたGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)も0.92％安と値を下げたほか（引け後は1％余り下落）、半導体大手のインテル(@INTC/U)が2.46％安、半導体装置大手のアプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が2.18％安と売られた（SOX指数は1.92％安）。
　また、決算発表した小売銘柄も総じて軟調。スポーツ用品大手のディックス・スポーティング・グッズ(@DKS/U)が2.17％高と値を上げたものの、ホームセンター大手のロウズ・カンパニーズ(@LOW/U)が3.12％安、家電量販店大手のベスト・バイ(@BBY/U)が0.72％安、アパレル大手のアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(@AEO/U)が15.80％安と売られた。


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