2024/02/19 09:51
米国株週間相場見通し:神経質な値動きか
今週4営業日(本日19日はプレジデント・デイで休場)のNY株式市場は、金利政策の不透明感で上値の重い展開となりそうだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)のスタンスが判然としない背景には、ここに来てインフレ懸念が再燃しはじめたことがある。先週発表された1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+3.1%という結果。前月の+3.4%から鈍化したとはいえ、市場予想の+2.9%を上回った。また、同月の生産者物価指数(PPI)は前月比+0.3%と5ヵ月ぶりの上昇率を記録している。1月FOMC議事録の発表やFRB高官の講演が予定されている今週は、金利政策の動向がさらに警戒されることとなろう。
マーケット全体に過熱感が強まりつつある点にも注意を要する。S&P500指数の予想PERが20倍を超えるなど、高値警戒感による利益確定売りが出やすい水準だ。
一方で、主要企業の業績は引き続き良好。先々週までのマイクロソフトやアームに続き、先週は好決算を発表したアプライド・マテリアルズも大きく買われた。今週予定されるウォルマートやホームデポ、エヌビディアなどにも期待が高まろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米連邦準備制度理事会(FRB)のスタンスが判然としない背景には、ここに来てインフレ懸念が再燃しはじめたことがある。先週発表された1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+3.1%という結果。前月の+3.4%から鈍化したとはいえ、市場予想の+2.9%を上回った。また、同月の生産者物価指数(PPI)は前月比+0.3%と5ヵ月ぶりの上昇率を記録している。1月FOMC議事録の発表やFRB高官の講演が予定されている今週は、金利政策の動向がさらに警戒されることとなろう。
マーケット全体に過熱感が強まりつつある点にも注意を要する。S&P500指数の予想PERが20倍を超えるなど、高値警戒感による利益確定売りが出やすい水準だ。
一方で、主要企業の業績は引き続き良好。先々週までのマイクロソフトやアームに続き、先週は好決算を発表したアプライド・マテリアルズも大きく買われた。今週予定されるウォルマートやホームデポ、エヌビディアなどにも期待が高まろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。