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2024/03/04 08:51

米国株大引け概況(詳報): 続伸、ナスダックとS&P500は再び最高値 無料記事

 先週末1日のNY株式市場は、半導体銘柄を中心に幅広く騰勢が続く展開。主要指標のダウ平均が前日比90.99ドル(0.23%)高の3万9087.38ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が183.02ポイント(1.14%)高の1万6274.94ポイントとそろって続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、40.81ポイント(0.80%)高の5137.08ポイントと続伸して終了。ナスダックとS&P500はともに連日で過去最高値を切り上げている。
 米主要統計の下振れで、米金利が低下したことが相場の追い風。米国債が買われ、2年債利回りが4.53%(↓0.09ポイント)、10年債利回りが4.18%(↓0.07ポイント)に下がった。朝方発表された2月のISM製造業景況指数は47.8(↓1.3ポイント)、1月の建設支出は前月比0.2%減と12月(1.1%増)と比べて落ち込んだ。ともに市場予想(それぞれ約49.5、約0.2%増)を下回り、インフレ減速を示唆している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が軒並み上昇。エネルギーやヘルスケアのほか、大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーションなどのセクターが買われた。情報技術セクターのなかでも半導体関連銘柄の上げが目立ち、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.00%高、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が5.25%高、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が7.59%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が5.01%高と値を上げている(SOX指数は4.29%高)。エヌビディアは初めて時価総額2兆ドルの大台を超えた。このほか、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が2.48%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.72%高、製薬大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.77%高と買われている。


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