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2024/04/10 10:51

インテルが最新AIチップ「Gaudi3」発表、エヌビディアに対抗へ 無料記事

 半導体大手のインテル(@INTC/U)は9日、最新のAIアクセラレータチップ「Gaudi3」を正式に発表した。自社評価ではGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)の現行製品「H100」よりも少ないコストで高速かつ電力効率が高く、3月に発表された「Blackwell」ベースの新型GPUと比べても「競争力がある」と主張している。今年第3四半期に法人顧客やデル・テクノロジーズ(@DELL/U)、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(@HPE/U)、スーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)などのサーバー企業に提供する見通しを示している。
 CNBCなど複数の米現地メディアによると、インテルはGPUでAIチップ市場シェアの推定8割を独占するエヌビディアからシェアを奪いたい考え。「Gaudi3」の価格を明らかにしていないが、エヌビディアの現行・新製品の価格を「大きく下回る」水準にすると期待されている。とはいえ「H100」と競合するチップとソフトウェアを構築することは簡単でなく、旧製品「Gaudi2」では期待していたシェア拡大を達成できなかった。エヌビディアの「CUDA」と呼ばれるAI専門家向けの独自ソフトウェアスイートに対抗するため、インテルはグーグルやクアルコム(@QCOM/U)、アーム(@ARM/U)などと組んで半導体プロバイダーを簡単に切り替えれるようなオープンソフトウェアを構築しているという。


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