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2024/11/07 09:04 NEW!!

米国株大引け概況(詳報): 急伸、主要3指数が最高値 無料記事

 6日のNY株式市場は、「トランプ銘柄」を中心に幅広く買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比1508.05ドル(3.57%)高の4万3729.93ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が544.29ポイント(2.95%)高の1万8983.46ポイントとそろって大幅続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、146.28ポイント(2.53%)高の5929.04ポイントと続伸で終了。主要3指数は軒並み過去最高値を更新している。また、(国内志向で景気敏感の影響を受けやすい)小型株を代表するラッセル2000指数は、132.08ポイント(5.84%)高の2392.92ポイントと急伸した。
 米大統領選挙で共和党トランプ氏の勝利が確実となったことが追い風。上院や下院でも共和党が多数派を占める可能性が高まるなか、減税や関税、規制緩和などで恩恵を受けるとみられる銘柄に買いが集まった。財政拡大が意識されるなかで米国債が売られ、長期金利を代表する10年債利回りが4.43%(↑0.16ポイント)に急上昇したことは気掛かり材料だが、市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は16.27(↓4.22)と急低下している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。金融(↑6%超)、資本財(↑4%弱)、エネルギー(↑3%超)のほか、大型ハイテク株を含む一般消費財(↑3%超)、情報技術(↑2%超)、コミュニケーション(↑2%超)などのセクターで上げが目立った(ディフェンシブな生活必需品、公益など3業種は下落)。規制緩和やM&A増加への期待感などで、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が11.54%高、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が13.10%高と買われたほか、トランプ氏を支持したマスク氏率いる電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が14.75%高、関税期待で鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が15.99%高と急伸している。また、ビットコインが過去最高値を更新したことを受け、仮想通貨関連銘柄も買われ、仮想通貨取引所大手のコインベース(@COIN/U)が31.11%高、スマートフォン証券のロビンフッド・マーケッツ(@HOOD/U)が19.63%高と急騰した。


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