イーロン・マスク氏率いる新興AI企業「xAI」は26日、シリーズBの資金調達ラウンドで総額60億ドルを集めたと発表した。アンドリーセン・ホロウィッツやセコイア・キャピタル、フィディリティ・マネジメント＆リサーチ・カンパニーなどの支援を得たことを明らかにしている。
　CNBCなどの米現地メディアによると、資金調達後の企業評価額は240億ドルに上った（＝マスク氏の投稿によると、資金調達前の評価額が180億ドル）。
　2023年7月の設立から約1年で「xAI」は様々な製品を投入。大規模言語モデル「Grok-1」を発表した後、今年に入り、改良版の「Grok-1.5」や画像認識能力を備えた「Grok-1.5V」などをリリースしてきた。先行するオープンAIやグーグル、アンソロピックなどに早期に追い付きたい考えとされ、会社側は「今後数カ月にわたってこの急速な進歩のペースを継続し、複数のエキサイティングな技術のアップデート・製品をまもなく発表する予定だ」とコメントした。
　なお、米ニュースメディア「The Information」が先週末に伝えたところによると、マスク氏は「Grok」の次期製品を動かすスーパーコンピューターの構築を計画している。2025年秋までに稼働させる予定で、クラウド大手のオラクル(@ORCL/U)と提携する可能性があるという。


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