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2024/01/09 08:51

米国株大引け概況(詳報): 続伸、ナスダックは2%高 無料記事

 週明け8日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に幅広く買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比216.90ドル(0.58%)高の3万7683.01ドルと3日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が319.70ポイント(2.20%)高の1万4843.77ポイントと大幅続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も買われ、66.30ポイント(1.41%)高の4763.54ポイントと続伸で引けている。
 金利の低下が支援材料。長期金利を代表する10年債利回りは4.03%(↓0.02ポイント)に低下した(一時は「4%」割れの場面も)。NY連銀の消費者調査でインフレ期待が低下したほか、原油先物の急落(↓約4%)が影響したとみられる。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が上昇(エネルギーのみ逆行安)。大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3セクターで上げが目立った。IT機器大手のアップル(@AAPL/U) が2.42%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.89%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.66%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.29%高と買われている。半導体関連も買われ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が6.43%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が5.48%高、インテル(@INTC/U)が3.33%高と急伸した(SOX指数は3.28%高)。エヌビディアは過去最高値を更新している。
 一方、他の個別材料では、航空機大手のボーイング(@BA/U)が8.03%安と急落。アラスカ航空が運航していた「737MAX-9」の機体の一部が5日の飛行中に吹き飛ばされたことを受け、当局によって「737MAX-9」機が運航停止になったことが嫌気された。


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