先週末19日のNY株式市場では、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が前日比6.85％高の79.27ドルと急伸して取引を終えた。著名アクティビスト（物言う投資家）の出資報道が刺激材料となっている。
　19日付ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）が消息筋情報として伝えたところによると、アクティビストのエリオット・インベストメント・マネジメントが多額のスターバックス株式を取得したもようだ。エリオットのポジションや要求の詳細については明らかにしていないものの、ここ数週間、株価を引き上げる方法を非公式な形でスターバックスに対して働きかけていたという。
　スターバックスの足元業績は低調。直近の第2四半期（1 3月）決算では、コロナ禍以降で初めて既存店売上高がマイナス成長に転じた。客足の減少で売上高が前年同期比1.79％減の85億6300万ドル、純利益が同14.96％減の7億7240万ドルに縮小している。


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