昨年の年末商戦が堅調に終わったことが分かった。アドビ・アナリティクスは4日、2023年11月〜12月のオンラインショッピングデータを発表し、「年末商戦のオンライン支出が前年同期比4.9％増の2221億ドルに伸び、過去最高を記録した」ことを明らかにしている。うち11月が6％増の1235億ドル、12月が3.7％増の986億ドルとなっている。消費が最も活発になる「サイバーウィーク（11月23〜27日：感謝祭〜サイバーマンデー）」の5日間では、7.8％増の380億ドルに拡大した。
　アドビ・アナリティクスによると、同期間の消費拡大の背景には、オンラインショッピング全体での大きなディスカウントのほか、支払い方法が柔軟な後払い決済「BNPL(Buy Now Pay Later))」の利用増加がある。電子機器の割引率が最大31％（22年：最大25％）に達したほか、BNPLの利用額が166億ドル（前年比↑14％）に膨らんだ。


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