週明け6日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前営業日比176.59ドル（0.46％）高の3万8852.27ドルと4日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が192.92ポイント（1.19％）高の1万6349.25ポイントと3日続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、52.95ポイント（1.03％）高の5180.74ポイントと3日続伸で引けている。
　先週末に発表された雇用統計で利下げ先送り懸念がやや後退したことが支援材料。4月の非農業部門雇用者数の増加幅が下振れ、失業率がやや上昇したことで、年内の利下げが改めて意識された格好だ。米長期債が買われ、10年債利回りは4.49％（↓0.02ポイント）と低下基調が続いている。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が上昇（REITのみ下落）。なかでも大型ハイテク株を含む情報技術、コミュニケーション、一般消費財の3セクターのほか、金融、資本財といったセクターが軒並み1％超の上げを記録した。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.77％高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.69％高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が3.04％高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.34％高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.97％高と買われている。また、AI関連銘柄の上げが目立ち、サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)が6.09％高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が4.73％高、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が2.52％高と値を上げた。


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